バラのページ

バラは欧州、アジア、北米を原産として、150200の原種があるといわれており、その原種の自然交配や枝代わりのなかから見栄えのするものや珍しいものが原種交雑種として栽培されてきました。

これらの原種系には、今の近代的なガーデンローズのもととなった重要なものとして、ヨーロッパ系統では、一重咲きで芳香があり多くの品種の親となったフレンチローズとも呼ばれる紅色系のロサ・ガリカ(Rosa gallica)、ヨーロッパ原産の薄いピンクの野バラで今は台木にも使われるロサ・カニナ(Rosa canina)、白バラ系統のロサ・アルバ(Rosa alba)、中近東原産で芳香のあるロサ・ダマスケナ(Rosa damascena)、東欧原産で多くの黄バラの元となっているロサ・フェティダ(Rosa foetida)などがあります。東洋系では、中国原産で近代的なバラの品種の貢献した四季咲き性のコウシン(庚申)バラやミニバラの元となったロサ・キネンシス(Rosa chinensis)、大輪で花びらが反り返る剣弁でミルクティのようなティ香と呼ばれる芳香性のあるロサ・ギガンティア(Rosa gigantea)、日本原産の房咲き性のノイバラ (Rosa multiflora) 耐寒性に優れるハマナシ(ハナナス)(Rosa rugosa)などがあります。原種・原種交雑系のページはこちらから。

ヨーロッパでは、古くからこれらのヨーロッパの原種系をもとに、種間雑種も含め品種改良が行われてきました。さらに1819世紀になると、中国や日本から東洋系の原種も導入し、改良を重ね栽培種を生み出してきました。これらをガーデンローズと呼び、原種交雑種とは区別され、いくつかの系統が生み出されました。

1867年にフランスのギョーがハイブリッド・パーペチュアル系の「マダム・ビクトル・ベルディエ」を母に中国系原種の流れをもつティー系の「マダム・ブラビー」を交配し「ラ・フランス」を作出しました。ラ・フランスは大輪で四季咲きというこれまでにない特徴をもっていたことから人気を博し、これがモダンローズの第1号となります。これを契機に、品種改良が一層進むことになります。これ以降に生み出されたバラの系統をモダンローズ、これ以前に生み出された系統の品種をオールドローズと言い区別されています

オールドローズは、長い歴史があり、多くの系統がありますが、その中でも、濃いピンクから紫色で半八重咲きからやロゼット咲きのものが多いガリカ、強い芳香を持つ西アジアが起源のダマスク、ヨーロッパが起源の上品な白い花が有名なアルバ、300年前にオランダで発達した花弁の多いセンティフォリアとその変異種のモスがオールドローズの前期基本4種と呼ばれています。一方、後期のオールドローズには、中国から導入された四季咲性を持つチャイナ系統や芳香性を持つティー系統やブルボン系統、アメリカで生み出されたノワゼット系統、さらにこれらの系統の交配から生み出されたハイブリット・パーペチュアル系統など多くの系統があります。オールドローズのページはこちらから。

モダンローズも、その来歴や特徴から、いくつかの系統に分けられます。代表的なものとしては、モダンローズの第1号の「ラ・フランス」の流れをもつハイブリッド・ティー系統、日本のノイバラの小輪房咲きという性格を持つポリアンサ系、さらにポリアンサとハイブリッと・ティから生まれた、中輪総咲きのフロリバンダ系統、さらにこれらのつるバラ系統のクライミング系やミニバラ系統等があります。モダンローズのページはこちらから。

バラの種類は2万とも4万以上ともいわれていますが、これらの中には重複しているものや既に手に入らなくなったものもあるといわれています。それでも商業的に栽培されていて入手可能なものでも3000種類以上あるといわれていますし、毎年新しい品集が登録されています。

これらの全てのバラの写真を集めることは不可能ですが、公園のバラ園などで見かけたバラの写真を少しずつ目次に整理してみました。目次は、写真ありの目次と写真なしの目次の2種類を準備しています。

写真付きの目次は写真を見て品種を探すことができますが、多くの画像を読むため時間がかかります。画像を読み込みたくない方は写真なしの目次をお選びください。

品種の写真ありの目次はこちらから。写真なしの目次はこちらから。

(なお、この目次はまだ整理中ですが、順次整備していく予定です。)